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好きなことについてひたすら語るブログです。

2つのまなざしと恐れ①(J型編)

MBTI

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 昨日、ISTPの友人と遊びました。ISTPとINFJ(筆者)は、ほとんど真逆の性格に思えますが、構成する要素が同じなのでなかなか学びの多い関係です。

 ところで、ISTP氏が「他人の目を気にする代わりに自分の目を気にしている」と言ったのが、筆者にとっては非常に印象的でした。判断機能については既に論じていますが(→心的機能の表と裏(判断編))、このときの解釈とはまた違った解釈が浮かびあがりました。今回のJ型編と次回のP型編の2回にわけて論じてみたいと思います。念のため、あくまで筆者の勝手な解釈であることをご理解ください。

 

2種類のまなざし

 自分に向けられるまなざしには、2通りあります。具体的な他者の目と抽象的な他者の目です。前者は、Aさん、Bさんというような、具体的な形をもった目に見える他者からのまなざしであり、いわゆる他人の目というものです。一方、後者は形を持たない他者からのまなざしです。ここでは一端、自分の目と考えることにします。この理由は後々わかってくるかと思います。

 MBTI®では、J(判断)型P(知覚)型という区別があります。この違いは、2通りのまなざしのうち、どちらをより強く意識しているのかという違いなのではないでしょうか。これが今回明らかにしようとするテーマです。

 

他人の目を気にするJ型

 外向F/外向Tが優勢であるタイプが、J型になります。J型の行動基準は、他人の目です。他人がどう思うか、あるいは同じことですが、自分がどう思われるか、を気にして行動します。

 外向Fと外向Tの違いは、他人が自分についてどう思うかの内容の違いです。外向Fは礼儀を重んじる機能です。他人に喜んでもらいたいし優しい人だと思われたい、という具合でしょう。ENFJESFJINFJISFJの4タイプ(FJ型)が得意とする機能です。また、 外向Tは合理性を重んじる機能です。他人に合理的であってほしいし合理的だと思われたいと考えます。ENTJESTJINTJISTJの4タイプ(TJ型)がこの機能を得意としています。

 

J型は、自分の目が怖い

 P型の人は、このようなJ型を疑問に思います。「なぜそんなに他人のことを気にする必要があるのか」、「そんなに人の評価を気にして生きづらくはないのか」と。しかしJ型はそうは感じません。J型が恐れているもの、それは自分の目だからなのです。

 繰り返しになりますが、J型は他人にどう思われているかに気を配ります。それは、「お前、みんなから嫌われてるよ」、「お前、みんなから無能だと思われてるよ」などという声が怖いからです。このときの「みんな」は、もはや具体的な他者の集合ではありません。特定の誰かの名前を1つ1つ挙げていっても絶対に説明しきれない「みんな」です。むしろ、特定の誰かを盾にして近づいてくるような「みんな」。これが先ほど言った抽象的他者です。そしてこの抽象的他者とは、自分を冷ややかな目で見つめているもう1人の自分のことなのです。

 自分の目を意識しないためには、他人の目を意識しなければなりません。FJ型にとって、他人の笑顔、感謝の言葉、それらは人の気持ちを考えられずに嫌われてしまう自分を隠蔽するために必要なものです。また、TJ型にとっては、他人から称賛されたり、合理性が必要な場にいることを認められたりすることは、無秩序な感情に呑み込まれる不合理な自分を隠蔽するのに必要なのです。

 

他人の目というカサブタ

 今、「自分の目を意識しないためには、他人の目によって隠蔽する必要がある」というような表現をしました。しかし、他人からの評価を気にしている限り、もう1人の自分への恐怖は消えることはありません。自分の目を恐れないためには、自分の目に慣れなければいけません。これは、I(内向)型は青年期以降、E(外向)型なら中年期以降の課題と言われています。

 他人からの評価は、低い自己評価を覆い隠すカサブタのようなものです。他人からの評価抜きに、自己評価は上がりません。もし自分に自信を失い、実体のない「みんな」に恐怖している状態が続いていれば、それはきっとカサブタが未完成なのです。

 では、カサブタを完成させるためにはどうしたらよいのでしょうか。外向F/外向Tを鍛えることです。具体的には人と交流したり仕事をしたり、とにかく何かに働きかけ、そして他人から正しく評価されることです。「人に依存して生きているみたいでいやだ」と思う人もいるかもしれません。しかしその発想こそが未完成のカサブタを剥がす行為に繋がってはいないでしょうか。カサブタは、然るべきときにおのずと剥がれていくものです。その時までは、他人の目を気にしていてもいいのではと私は思います。

 

 次回はP型編です。→