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好きなことについてひたすら語るブログです。

ソシオニクス入門⑤~タイプの相性一覧~

ソシオニクス MBTI

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MBTIの派生理論として紹介してきたソシオニクス入門も、ついに5回目です。そして今回が最終回となります。

前回、超イド概念を取り上げて、人が他者へと向かうのには必然性があり、そこからソシオニクスは他者との関係の分析へと接続するという話をしました。他者との関係、つまり相性です。ということで今回はみなさんお待ちかねの(?)相性論です!!

↓前回

一応注意していただきたいのですが、入門1回目(ソシオニクス入門①~MBTI相性論の正体~)でも触れた通り、このブログの過去記事で触れてきた相性と、これから紹介する相性とでは、結構なズレがあります。筆者にとってこれほど都合の悪いことはないのですが、現実は受け入れたいと思います。

 

問題の相性一覧表がこれだ!

これがソシオニクス流相性一覧表です。(タイプ表記のみMBTI流に直しました。)

 ENTPISFJESFJINTPENFJISTPESTPINFJESFPINTJENTJISFPESTJINFPENFPISTJ
ENTP 準同 準双
ISFJ 準同 準双
ESFJ 準双 準同
INTP 準双 準同
ENFJ 準双 準同
ISTP 準双 準同
ESTP 準双 準同
INFJ 準双 準同
ESFP 準同 準双
INTJ 準同 準双
ENTJ 準同 準双
ISFP 準同 準双
ESTJ 準同 準双
INFP 準同 準双
ENFP 準双 準同
ISTJ 準双 準同

双:双対関係、活:活性化、準双:準双対、幻:幻想、鏡:鏡像、同:同一化、協:協力、属:同属、準同:準同一、消:消火、超:超自我、衝:衝突、先:(左が上の)先生、生:(左が上の)生徒、監:(左が上の)監督、選:(左が上の)選手

対称な関係が12通り、非対称な関係が2通り(先生と生徒、監督と選手)です。そして、赤い文字が今まで見てきた表とズレがある箇所です…ってほとんど赤じゃないか!!!誤差とかそういうレベルではありません。私が今まで穴があくほど見つめていた相性表は何だったのでしょう。

おそらく、ソシオニクス表記の相性表が一人歩きした結果、MBTIとごちゃまぜにされて広まってしまったのだろうと推測します。ソシオニクスとMBTIでは内向型のJとPが逆になるのですが、その差異を考慮にいれていなかったのでしょう。実際に、上の表をソシオニクス表記(例えばINFJ→INFp)に直してみると、見覚えのある相性表へと早変わりするのです。悲しいかな、要は完全な誤読ということです。

相性14通りを簡潔に紹介するよ

色々思うところはありますが、ひとまずは全14通りの相性の紹介をしておきます。これまでの私の理解とズレがある相性はをつけておきました。記事にしたことがある関係はごく一部なのでそれが救いですが…。

双対関係Duality

最高の相性で、ソシオニクスの要となる関係です。一方の自我が他方の超イドにあたるため、自然と助け合うような関係になります。一方の①主導が他方の⑤盲点にあたるのでお互いに学びを得られる上、自分の④急所は相手の⑧指示により無意識に補われます。しかし心理的な距離が遠く、打ち解けるのには時間がかかるかもしれません。

活性化関係Activation

双対関係と同じで一方の自我が他方の超イドにあたる、有意義な関係です。しかし双対関係と異なり、一方の①主導が他方の⑤盲点ではなく⑥動員にあたります。そのため、相手が重視していることと自分が本当に知りたいことの間に何となくズレがあり、瞬時に仲良くなるわりには違いに直面しやすい関係です。

準双対関係Semi-duality

不完全な双対関係とも言われます。超イドの半分⑤盲点は相手の①主導から学べるのに、もう半分の⑥動員を相手から補完できないためです。それどころか一方の⑥動員が他方の④急所にあたるので、それがきっかけで「マナーがなっていない」と仲たがいをするかもしれません。しかしとても楽しい関係なのでいつまでも怒り続けることができず、すぐに仲直りできます。

幻想関係Mirrage

相手の②創造が自分の⑥動員にあたり、相手のよそ行きの顔=③努力が自分の⑤盲点にあたるので、多くを学べそうだとお互いに期待を抱く関係です。しかし実際には相手の素顔=①主導が自分の⑦抑圧にあたるため、仲良くなるにつれ、相手に抱いていた期待は幻想であったということに気が付きます。

鏡像関係Mirror

自我を同じ2機能で構成しますが、①主導と②創造が逆になる関係です。そのため、相手の哲学を容易に理解できる一方、相手とは重視することが異なるので、「大事なのはそこじゃないでしょう」と相手にイライラすることがありますが、怒っても仕方のない違いなので、一旦距離を置けばすぐに忘れます。

同一化関係Identity

同じタイプ同士の関係です。自分と似ているので、すぐに相手の考えていることがわかり急速に仲良くなります。興味が一致する場合には刺激的な時間を過ごせますし、最高のロールモデルとして大いに学ぶことがあります。しかし一緒に生活するとなると分業できなかったり、同じ壁にぶちあたって一向に解決できなかったりと、同じがゆえの欠点もあります。

 

協力関係Cooperation/Business

②創造が同じで①主導が異なる関係です。そのため、興味の方向や行動の仕方などが似ているので相手のことを理解するのに時間はかからず、平和な関係を築けます。しかし、お互いに深く理解しようとはしないので表面的な関係となり、さらに相手の①が自分の③努力にあたることから一緒にいすぎると疲れるかもしれません。

同属関係Kindred/Comparative 

②創造は異なるが①主導を同じくする2タイプです。お互いに①主導を強化しあうような形で会話が進むのでものすごく盛り上がる反面、その激しさに疲れ果ててしまうこともあります。また、一方の②創造が他方の④急所にあたるので、しばしばお互いにあら探しをしてマウンティングし合うような競争的な関係になります。

準同一化関係Quasi-Identity

一方の自我①主導、②創造が他方のイド⑧指示、⑦抑圧にあたる関係です。同じ匂いを感じ、興味関心も似ていますが、相手の見方は破滅的だと感じるので何としてでも改めさせようとします。しかし両者の価値観はそもそも似て非なるものであるため、相手に影響を与えることもできないし、相手から影響を受けることもない、平行線のような関係です。

消火関係Extinguishment/Contrary

①~⑧までの全機能の内向/外向が入れ替わった2タイプです。長所や短所、興味を抱く対象が似ており、さらに相手の余所行きの顔=③努力が自身の⑤盲点にあたるので初めは仲良くしていきたいと思うのですが、いざ仲良くなると行動の食い違いに不満を覚えます。仲良くし続けたいけどでもイライラしてしまうという、不安定な関係になります。

超自我関係Super-ego

自分の超自我を相手が自我に持つ関係です。自分の①主導が相手の③努力にあたるので、自分の不得意なことをサラッとやってのける相手をうらやましく感じる一方恐ろしくも思います。また、初めは相手のことを理解できる気がするのですが、真の意図に気付くことはできず、常に予想を裏切られます。その結果、誤解や衝突が生じ、距離を置くようになります。

衝突関係Confict

一見似ているようで最も似ておらず、また最も難しい関係です。超自我関係と同じで自身の超自我を相手は自我に持ちますが、自分の④急所が相手の①主導にあたります。そのため相手のことをほとんど理解することができません。初めは面白い人だと思うのですが、仲良くなればなるほど違いに気づかされるので、表面的な関係でとどまろうとするでしょう。

先生と生徒Benefit/Request

生徒が先生から一方的に学びを得る非対称な関係です。生徒は自分の⑤盲点を先生の②創造から学びますが、度々先生の言いつけを無視して失敗します。先生は自分の⑤動員を生徒の①主導にサポートしてもらうことで生徒を賢い人だと評価しますが、自分の⑤盲点が生徒の④急所にあたることから、本当に学びたいことは学べないとも感じます。

監督と選手Supervise/Audit

監督が一方的に選手を評価する非対象な関係です。監督の②創造が選手の①主導にあたるので、監督は選手の発想を面白いと思いますが、自らの①主導による修正が必要だと感じます。しかし、その修正は選手にとっての④急所にあたることから、選手は監督が自分を強烈に非難しているように感じて、神経質になります。

まとめ

5回にわたってソシオニクスを概観しましたが、うまく伝わっているでしょうか。既存の理論をうまくまとめて紹介するのってとても難しいなと改めて思いました。

今回の相性論のハイライトは、最高の相性の解釈が全然異なっていたことだろうと思います。これまでの理解では、INFJと相性が良いのはESTJで悪いのはESTPということでしたが、ソシオニクス的には相性が良いのはESTPで悪いのがESTJなんですね。筆者的にはいくら説明を読んでも真逆のタイプと相性が良いとは思いがたいのですが、ESTJの知人もESTPの知人もそんなにいないので判断しかねるところです。

みなさんは、このソシオニクス流の相性論についてどう思いますか?